「特能のポスターだ」と俺は咄嗟にそう口にしてしまった。
「特能知っているの?」という高本店長の声が後ろから聞こえた。
「友人が特能に入っているという勧誘も込めた話をしていたのですよ」と俺はそう口にするのが精いっぱいだった。
「ここのクルーの西本も持本も特能の受講者だよ」と笑顔で答える店長高本。
「マジっすか!」と驚く俺は高本店長をまじまじと見る。
「そんなところでは嘘はつかないよ。実は俺は副業で特能の講師をしているけどな。今度着てみるか」という高本店長の副業を驚きながらも、高本店長にはどのような特殊能力があるのか、持本香織さんにはどのような特殊能力があるのかと頭の中が会社設立でスパークするような気持にもなった。
商品を持つ手が驚きから少し小刻みに震える俺。